きのみきのまま

1年に1回くらい書く

「沙耶の唄」を遊んだ雑記

沙耶の唄 沙耶 1/7スケール PVC製 塗装済み完成品 フィギュア 箱なし

日常生活で疲れてたので鬱ゲームやりたいな~と思い、
ずっと気になっていた沙耶の唄をプレイした
(DLsiteで買ってすぐ遊べるのお手軽でよい。2000円くらいだし)

 

冒頭からインパクトあって掴みはOK
ニトロプラス系列はBLのほう(キラル)ばかり遊んでたけど、
話が短めで遊びやすい似たような傾向があるなと感じた
半日くらいで全クリできるのでやさしい作り
あと声優的にも最初から最後まで楽しく遊べた

 

鬱ゲームの代表作っぽく言われることが多いけど、
個人的にはそこまで気持ちが沈むような感じはなく
日常に異常が訪れるタイプのSFって印象

 

話の骨格部分は、なんとなく実写ものや小説でもありそうな感じ
ゲームらしいありえなさがないわけじゃないけど
全体を通して読むとちゃんとしてるな…と思った

 

ハッピーエンドではないけど、メイン二人は相思相愛なのでそこは安心して見てられる
若干主人公のエゴを感じなくもないが、、、
特殊な状況なので他に救いもないし仕方ないのかもしれない

沙耶はけなげでかわいいね。
人外らしさが垣間見えるところも種族の違いを感じて良い

 

途中で追加女性キャラが出てきたときには、
二人のやりとりや世界をずっと見ていたいから
間に入ってくる第三者いらないかなぁと思ったけど
絡めることで、沙耶の嫉妬描写が印象的な見せ方になっていて一番心に残った

 

画面を血や肉が占める割合が大きいしずっと見ていたいもんではないけど、
そこまでめちゃくちゃグロくはなかった
(生爪を剥がされるような、
 あ~痛い痛い!みたいな目を背けたくなるような生々しさはない)

 

全部終えてみて、
どのエンディングもそれぞれ読み物として面白かったけど病院ENDが好き

沙耶にとっては悲しい結果になるとわかっているのに、
主人公が望んだから元に戻してあげる行動に愛を感じる

 

主人公の後悔するような描写や、顔に影がかかったCGも薄暗くて物悲しくて好き
ドア越しの寂しい逢瀬のシーンがよかった

主人公の持病キツイ描写がしょっちゅうあるので
それが回復して、なおかつ沙耶と一緒にいられるエンドが理想ではあるけど
どう頑張ってもそれは無理なんだなあ…と悲しくもあり惜しくもあり

 

真ENDのようなメリバ展開だと、二人にとってはよかったねと思えるが
病院ENDは言いようのないもどかしさがあって、そこがなんとなく好きでした

 

面白かった!
ほかの有名な作品もいろいろ遊びたいなー